Something In The Way

＜だんだんジョジョになっていく、みたいな？＞





『魚』を、

その男は『魚』を食べた。


―うっ、うたつっ！


男の声にならない悲鳴。

男は思う。


―え～、なにこれ、ヤバくない？マジヤバくない？

　どんだけ骨あるんだこれ、ワケわからん、ワケわからん、もう死ねッ。


男は混乱に陥る。

男は普段魚のフライは横から食べるようにしていた。

しかし今回の夕食、『かれいのフライ』。


―ハァ、なんだよコレ。

　不必要だろ、不必要なぐらい骨がある。

　なんで横ッかわに骨があるんだよ、ヒレで十分だろ、バカ、バーカ。



男は程なくして冷静を取り戻すと同時に過去の戦歴からの自信を取り戻した。。


―やれやれ、とんだじゃじゃ馬、いや、じゃじゃ魚だぜ。

　してやられたってわけか。

　だが、ここで終わりだ、K－ALEI。

　オレはなぁ、かれいの煮つけならめちゃくちゃ綺麗に食えるんだぜ！？

　フライぐらいなんてことはねぇぜ。

　あぁ、そうだとも・・・ッ。


眼が変わる。

『漆黒の意思』、男の眼には黒い炎が宿る。

人殺しの眼、

男は魚を食べる、

そのためだけにその人間性すら失おうとしていた・・・。




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-続けてもいいけどオチがあるわけじゃないし、食べれたし・・・良いよね-