About a Girl

扇風機を出しました。

え？　「エアコン」？

・・・黙れ。


まぁ、出したんですよ、扇風機を。

でもなんかさ、やっぱ絶対ホコリかぶっちゃってんの。

そりゃしゃ～ない、半年使ってないもの。

僕はムシムシした暑さで頭が起爆しそうなのを我慢して掃除しました。

濡れ雑巾でキュキュキュと。


「良し・・・」


暑い・・・、でも、終わった・・・。

さぁ、My girl、微風を僕に・・・、

・・・

・・・・！！！！

お、おい、これは・・・！？

プロペラの部分のに浮かび上がる汚い模様―。

「え？、いや、マジで、もうめんどくさい・・・。なんかさ、もう、逆にあれじゃね？

別に良いよね・・・回転したら、見えないし・・・。」


葛藤はあった・・・。

しかし僕の体はいつの間にか洗面所にあった、そう、プロペラを右手に。


「・・・GOOD」


やはり何かをとことん綺麗にすることは気持ちの良いものだ・・・。

綺麗にして良かった、自分の心も洗われたぞ・・・。

さぁ部屋に戻って・・・今年一番の微風を浴びよう・・・、

・・・、

・・・・・、

・・・・・・・・。

清い心の持ち主が見た部屋の状況、さながらごみため。


「・・・いや、でもマジでさっきまでここでだらだらしてたわけだし？

つか明日で良いじゃん、ワケわからん、バカ、死ねッ、死ッねッ」







―はぁ、疲れた・・・。




　　　　　　　　　　　　　　　　　                  -END-