Rain

今日、あるニューハーフの出るTV番組を母親と一緒に見てました。




僕の母はよく目立つ、おかっぱヘアーです。丁度こんな感じ。










参観日に来るといつも友人からは「ブチャラティが来るッ」と言われ、良い気はしません。



誰でしょうブチャラティって、まったく。



なんだか話はずれましたが、


まぁ、僕が言いたいのは彼女はけっして、


美人ではない、それどころか、あの、アレ、いわゆる、「ブス」ってやつです、ええ。


でも彼女は３７、８年間、元気に明るく生きてきました。


関西人なのもあるのでしょうか、とてもユーモラスな人柄です。


明るいムードメイカーとして数あるグループに身を置いてきました。



自虐ネタ(身体的)も多用し、彼女は自分のマイナス要素をプラスに変える、


芸人並の実力を行使して、自分の暗い部分をまったく見せず、生きてきました。



そんな彼女が、



ニューハーフが出る番組を見ました。



なんてことはない、バラエティ番組です。





ニューハーフのアップが画面に映ります。







「あ～、こんな顔に生まれたかった・・・。」




彼女の哀愁、否、諦めの混じった灰色の言葉は渇いた空気を振動させ、



僕の耳へと届きます。




僕はふと彼女を見る。



彼女は普通にTVを見続けます。



「・・・・・」



・・・なぜかその姿は僕の瞳には、


壁にもたれかけ、悟り、静かに目を閉じる、


果敢に戦って、そして死にゆく、兵士と見えました・・・。






あぁ、僕は・・・僕は・・・ああ！

 
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http://www.nicovideo.jp/watch/sm2114160

泣ける曲です「Rain」